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アロマターゼ阻害剤耐性進行・再発乳癌に対する高用量Toremifene療法の検討
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JPY
Abstract
閉経後ホルモン感受性進行・再発乳癌に対してアロマターゼ阻害剤(AI)が広く使用されているが,AI耐性獲得後の治療法はいまだ確立されていない。今回われわれは,当科でのAI耐性進行・再発乳癌に対する高用量toremifene(HD-TOR)療法の臨床効果を検討した。対象は2000 年1 月〜2010 年4 月までにHD-TOR 療法を導入した閉経後進行・再発乳癌19 例(女性18 例,男性1 例)である。結果はCR 1 例,PR 6 例,SD 2 例でresponse rateは36.8%でclinical benefitは47.4%であった。部位別clinical benefitは肺42.9%,骨13%,肝25%,リンパ節40%と肺とリンパ節でより高い治療効果が認められた。また,3次治療までにHD-TOR を導入した際のclinical benefitが50%であったのに対し,4次治療では33.3%であり,早い段階での導入がより高い治療効果を示す結果であった。以上より,HD-TOR療法はAI耐性進行・再発乳癌に対して有効な治療の選択肢となり得ると考えられた。
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