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Docetaxel単独療法によりCR が得られた食道癌術後肝転移の1 例
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JPY
Abstract
症例は74歳,男性。2006 年5 月,検診の上部消化管内視鏡検査で食道胃接合部に2 型病変が認められ,生検で扁平上皮癌と診断された。6 月に下部食道切除術および噴門側胃切除術を施行し,pStageIII(pT3N2M0)であった。術後低用量FP療法を施行したが,副作用により3 週で中止となり以後経過観察となった。術後1 年半後のCT で,肝S6 に22×24 mm 大の不整形,造影効果が不均一な腫瘤が認められ,食道癌の肝転移と診断された。docetaxel(DOC)療法を施行(70 mg/m2,4 週ごと)し,3コース終了時のCT では転移巣はほとんど確認できないほど縮小していた。その後好中球減少(grade 4),肺炎など合併したため5 コースでいったん中止としたが,この時点でCT 上CR と診断された。その後約半年間腫瘍の増大は認めていない。DOC療法は外来でも施行できる化学療法であり,食道癌術後の再発症例に対し有効であると考えられた。
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/content/article/0385-0684/38070/1171