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再発・転移性大腸癌に対するBevacizumab併用FOLFOX 療法におけるBolus 5-Fluorouracil投与の臨床的意義
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JPY
Abstract
大腸癌に対するFOLFOX 療法は有効な治療法として確立されているが,FOLFOX療法には種々の投与方法があり,直接それぞれを比較検討した報告は少ない。治療によって起こり得る好中球減少症の頻度もFOLFOX 療法の投与法によって異なっている。本研究では,再発・転移性大腸癌に対するbevacizumab(BV)併用FOLFOX 療法におけるbolus 5-fluorouracil投与の臨床的意義について検討するため,FOLFOX+BV 療法を施行した39 例を対象としmFOLFOX6+BV(mF6+BV)療法とmFOLFOX7+BV(mF7+BV)療法の2 群を比較検討した。結果: grade 3 以上の好中球減少症はmF6+BV の52.9%に対し,mF7+BV は22.7%で有意に発現頻度が低かった。治療導入から4 サイクルまでのrelative doseintensity(RDI)は,mF6+BV 療法で89%であったのに対しmF7+BV 療法では94.6%で,4 サイクルまでの完遂率はmF6+BV 療法で52.9%,mF7+BV 療法で68.2%であり,mF7+BV 療法のほうがより計画的に治療が施行できていた。結論: bolus 5-fluorouracil投与のないmF7+BV 療法は,治療継続に大きな影響を与える好中球減少症が少なく,安全かつ計画的な治療が可能であり,mF6+BV と同等の効果であった。
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/content/article/0385-0684/38080/1293