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Surgical Marginの確保が困難な進行直腸癌に対するmFOLFOX6 療法による術前補助化学療法の試み
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JPY
Abstract
腫瘍径が60 mm以上と大きく,他臓器浸潤,高度リンパ節転移が疑われ,十分なsurgical marginを確保することが困難と考えられた進行直腸癌患者7 例に対し,術前補助療法としてmFOLFOX6を行った。投与コース数は2〜10であった。奏効率は85.7%で,CR 1 例,PR 5 例であった。化学療法終了4〜5 週間後に手術を行った。術式は直腸切断術が4 例,低位前方切除術が3 例であった。術中2 例に術前診断できなかった肝転移を認め,摘出した。全例,R0切除が行えた。摘出標本の組織学的効果判定ではGrade 3 1 例,1a 5 例,1bが1 例であった。予後は1 例に肺転移再発を認めるが,その他は再発なく健存である。今回の検討では,直腸原発巣が大きく他臓器浸潤や高度リンパ節転移のために十分なsurgical marginを確保することが困難なことが予想される症例では,術前補助療法としてmFOLFOX6を施行することにより治癒切除率が向上する可能性が示唆された。
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/content/article/0385-0684/38080/1297