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乳癌患者に対するアプレピタントの有効性および安全性の検討
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JPY
Abstract
四国がんセンターにおいて2009 年7 月〜2010 年6 月の間に,FEC(フルオロウラシル,エピルビシン,シクロホスファミド)またはEC(エピルビシン,シクロホスファミド)療法を施行した女性乳癌患者95 名を対象とし,アプレピタントの有効性と安全性について後ろ向き検討を行った。調査期間中において嘔気の出現がgrade2 未満であった患者の割合は,アプレピタント併用群で90.0%/85.0%(急性期/遅発期),非併用群で70.9%/69.1%(急性期/遅発期)であった。また,嘔吐完全抑制(CR: 嘔吐なしかつ救援療法なし)率も併用群で82.5%/82.5%(急性期/遅発期),非併用群で61.8%/58.2%(急性期/遅発期)であり,アプレピタント併用群では悪心・嘔吐の出現率が有意に減少した。さらにアプレピタントの併用によってもアプレピタントの代表的な副作用である便秘およびALT上昇の増強も認められず,アプレピタントはアントラサイクリン系レジメンにおいても有効かつ安全に使用ができると考えられる。
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/content/article/0385-0684/38080/1307