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JPY
Abstract
上咽頭癌は豊富なリンパ組織を有するため,高頻度に頸部,遠隔転移が発生する。上咽頭癌は,低分化型扁平上皮癌や未分化癌が多く,放射線療法や放射線療法と化学療法の併用が有効である。しかし,原発巣が制御されても早期に遠隔転移が出現し,治療成績を悪化させているのが現状である。今回,当科で上咽頭癌3 症例に対して化学放射線同時併用療法(CCRT)を施行した。治療成績は,CCRT を施行した3 症例のうち2 症例で,原発巣は制御されたが早期に遠隔転移が出現し,生命予後を悪化させている。現在,当科の化学療法はS-1,nedaplatinを使用しており,用量も決して低用量ではない。化学療法を強力にしていくことだけでは,遠隔転移の制御は困難であると考えられる。今後,新たな薬剤による治療や予防が必要と考えられる。今後は,遠隔転移の予防と治療に関するさらなる検討が必要と考えられた。
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/content/article/0385-0684/38080/1317