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JPY
Abstract
症例は66 歳,男性。痔瘻発生から39 年後に肛門部痛と下血を主訴に当院受診した。痔瘻の診断にて根治術を施行し,病理組織学的に痔瘻癌と診断した。骨盤造影CT 検査で腫瘍の前立腺浸潤が疑われたため,術前放射線化学療法(S-1/照射40 Gy)を施行した。これにより腫瘍縮小が認められたが,骨盤MRI では腫瘍と前立腺との境界は不明瞭であった。これに対して腹会陰式直腸切断術を行ったところ,前立腺温存しながら腫瘍を完全切除し得た。組織学的効果判定はGrade 2 であった。十分な切離断端を得ながらの隣接臓器温存が困難と予測される局所進行痔瘻癌では,局所再発の制御も含めて術前放射線化学療法が有用である可能性が示唆された。
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/content/article/0385-0684/38080/1341