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術後AI 療法を施行した大網原発巨大脂肪肉腫の1 例
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JPY
Abstract
症例は51 歳,女性。ドックで異常を指摘され当院を受診。著明な腹部膨満があり,腹部CT で大網を主座として腹腔内に充満する腫瘍性病変がみられた。術前確定診断は不明ながら,上下腹部正中切開による開腹腫瘍切除を施行した。腫瘍は大網の大半を占めるも腸管や腹壁への浸潤傾向は乏しかった。播種結節が多数みられた。分割切除を行い,小腸,結腸などとの癒着部分は原発の可能性を考え合併切除を併施した。切除検体の総重量は6.6 kg であった。術後cisplatin 50 mg を腹腔ポートより注入し,腹水もほぼ消失し術後約3 週間で退院となった。最終病理結果は脂肪肉腫(粘液型)であった。他に明らかな原発部位がないことから大網原発と考えられた。術後,AI 療法を5 コース施行した。術後12 か月までは無増悪生存していたが,その後胸腔および腹腔内で腫瘍の再増大がみられ14 か月で死亡した。
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/content/article/0385-0684/38080/1357