No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
背景: oxaliplatinは大腸癌化学療法のkey drugの一つであるが,副作用に肝類洞障害も報告されている。対象と方法:2006 年4 月〜2009 年12 月にかけ当科で31 例にmodified FOLFOX6 療法を施行した。治療中断が頻回などの理由で4 例を除いた27 例で,治療開始前とおよそ6 か月後の脾臓の大きさと血小板数を検討した。脾臓の大きさはCT から“(最大割面の長径×短径)×スライス数×スライス厚”で計算されるsplenic index(SI)で評価した。結果: SIは治療開始前229±85 cm3(mean±SD),6 か月後323±152 cm3と増加(p<0.01)していた。血小板数は治療開始前26.9±9.0 ×10 4/mm3,6 か月後17.1±7.9×10 4/mm3と減少(p<0.01)していた。治療開始前に対する6 か月後のSI比と血小板数比の間には負の相関を認めた(ρ=−0.42,p=0.030)。50%以上のSI増加が12 例(44.4%)に認められた。SI増加が50%以上の症例では50%未満の症例に比べ,血小板数の減少が高度であった(p=0.028)。まとめ: FOLFOX 療法により脾腫と血小板数減少が認められた。脾腫と血小板数減少がoxaliplatinによる肝類洞障害の指標として有用である可能性が示唆される。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/38090/1457