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高齢者総合的機能評価とがん医療―アドバンス・ケア・プランニングによる治療選択と在宅緩和ケア―
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JPY
Abstract
がん医療では,集学的治療や緩和ケアの推進が重要課題とされ,とりわけ急速に進む高齢化を背景に在宅緩和ケアの重要性が増している。高齢者の多面的評価法である高齢者総合的機能評価(Comprehensive geriatric assessment: CGA)は,近年がん医療でも注目されている評価法である。CGAは,高齢がん患者の治療選択のための指針,在宅緩和ケア推進のための共通言語になり得る。また,アドバンス・ケア・プランニング(advance care planning: ACP)は,CGAを用いた治療選択や在宅緩和ケア推進のための意思決定支援のプロセスとして重要性が増してくるだろうと思われる。今後,ACPを組織的,継続的に行いながら,CGAを用いたがん医療を進めることで,よりよい治療の選択が可能になり,在宅緩和ケアの推進が期待される。ひいては,高齢者の高い生活の質(quality of life: QOL)が実現されると考える。
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