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帯状疱疹後の神経障害性疼痛に対しオキシコドンとプレガバリンにて症状緩和が得られたフェンタニル経皮吸収型製剤投与中の非小細胞肺癌患者の1 例
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JPY
Abstract
症例は70 歳台,男性。当院内科にて非小細胞肺癌(cT3N2M0,StageIIIA)に対し化学放射線療法後,外来通院中であった。帯状疱疹を発症し,約1 か月後に疼痛がみられたため緩和ケア科に紹介となった。以前より癌性疼痛に対してオピオイド(フェンタニル経皮吸収型製剤とオキシコドン速放製剤)を投与していた。オピオイドでコントロールされていない神経障害性疼痛と考え,鎮痛補助薬としてガバペンチンを投与したが,眠気のためプレガバリンへ変更した。プレガバリンでしびれは著明に改善したものの,痛みは若干の改善であった。レスキューのオキシコドン速放製剤を増量し,さらにオキシコドン徐放製剤をベースに加え増量を行い薬剤調整したところ,疼痛は著明に改善した。癌患者で,フェンタニル経皮吸収製剤を貼付していても帯状疱疹による神経障害性疼痛の改善がみられない場合には,鎮痛補助薬としてプレガバリンや,オピオイドではあるがオキシコドン製剤の投与を選択肢の一つとして考慮してもよいのではないかと考えられた。
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/content/article/0385-0684/38100/1675