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テガフール・ウラシル(UFT)にて生じた薬剤性好酸球性肺炎の1 例
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JPY
Abstract
症例は68 歳,女性。左下葉肺癌で左下葉切除術を行った(腺癌,pT2N1M0,stage IIB)。術後に気管支断端瘻を発症したが保存的に治癒した。術後2 か月よりテガフール・ウラシル(UFT)300 mg/日の内服を開始したところ,2 週間後より労作時呼吸困難が出現し,4 週間後には胸部X 線で右中下葉に浸潤影が出現した。胸部CT では中間領域に非区域性の浸潤影を認め,内部にはair bronchogramも認めた。気管支鏡検査では肺胞洗浄液の細胞分画で好酸球が24%と高値で,生検で肺胞腔内にリンパ球・好酸球・好中球の集簇を認めたが肺胞隔壁の線維化は認めなかった。UFT による薬剤リンパ球刺激試験は陽性であった。以上よりUFT による薬剤性好酸球性肺炎と診断し,UFT を中止しプレドニン30 mg/日の内服を開始したところ自覚症状と右肺浸潤影は消失した。
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/content/article/0385-0684/38100/1679