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アイエーコールとジェルパートによる併用療法が奏効した進行肝細胞癌の3 症例
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JPY
Abstract
肝動注用シスプラチン製剤(アイエーコール)による肝動脈化学療法(TAI)は,進行肝細胞癌の治療として確立されつつある。今回われわれは,肝切除,ラジオ波焼灼療法(RFA),肝動脈化学塞栓療法(TACE),TAIなどの治療歴を有する多発性肝細胞癌(StageIII)に対しアイエーコールによるTAIに多孔性ゼラチン粒(ジェルパート)による塞栓を併用する治療を行い奏効した3 症例を経験した。その1 症例ではシスプラチンによるTAIに反応しなかったが,多孔性ゼラチン粒により肝動脈血流を低下させることで有効性を発揮したと考えられた。また,2 症例は本治療2 回目以降に反応を示した。本治療による有害事象の発現は軽度であり,TACE およびTAI に抵抗性を示す肝内多発病変に対しても全肝の治療を行うことが可能であるため,進行肝細胞癌に対する有効な治療選択肢となると思われる。
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/content/article/0385-0684/38100/1717