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Infusion Reactionとアナフィラキシー
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JPY
Abstract
抗癌薬の副作用で,過敏性反応として知られるinfusion reaction とアレルギー反応は比較的頻度が高く,重篤化すると生命予後にかかわるため日常診療において細心の注意が必要である。infusion reaction の作用機序は十分に解明されていないが,一部はサイトカインの放出反応と考えられる。主に分子標的薬のなかの抗体薬によって発症し,特に抗CD20 抗体のrituximabの場合は,infusion reactionの頻度が高いので注意を要する。一方,アレルギー反応は,IgE を介したⅠ型アレルギー反応として発症し,重症化の場合はアナフィラキシーと呼ばれる。化学療法薬のなかでは,プラチナ系抗癌剤とタキサン系抗癌剤はアレルギー反応の頻度が比較的高い薬剤である。この総説ではこれらの過敏性反応に対する予防対策や発症時の救急処置法について述べる。
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/content/article/0385-0684/38110/1753