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後期高齢非小細胞肺癌に対するPemetrexed+Cisplatin併用療法の検討
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JPY
Abstract
背景: pemetrexed(PEM)とcisplatin(CDDP)併用療法は未治療非扁平上皮癌に対して有用性が示されているが,高齢者に対する評価は定まっていない。目的:後期高齢者へのCDDP+PEM併用療法の効果や毒性を明らかにする。対象と方法: 2009年6 月〜2010 年5 月までCDDP+PEM併用療法を実施された75 歳以上の非扁平上皮肺癌6 例について,後ろ向きに解析した。結果:平均年齢は79.2(76〜82)歳,男性/女性: 3/3,病期IIIB/IV: 1/5,全例がEGFR 遺伝子変異陰性の腺癌で,5 例がfirst-line,1 例のみthird-lineであった。4 例が4 コースを完遂した。効果は奏効率50%,病勢コントロール率83%であった。毒性は血液毒性としてgrade 3/4 の好中球減少を1/2 例,血小板減少を1/1 例に認めたが,輸血は必要としなかった。腎機能が低下していく症例で骨髄抑制は重篤となった。grade 3 の嘔気,食欲不振を半数に認め,そのため2 例が1 コースで終了となり,長期入院の要因ともなった。結論:後期高齢者に対してもPEM であれば骨髄抑制の忍容性からCDDP と併用可能であるが,腎機能の低下への配慮と嘔気対策は必要と考えられた。
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/content/article/0385-0684/38110/1813