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JPY
Abstract
vascular endothelial growth factor receptor 2(VEGFR2)は腫瘍血管新生と腫瘍増殖において重要な分子であり,正常血管内皮では発現しないことから免疫療法の標的として有用である。VEGFR2 に対するペプチドワクチン療法は腫瘍本体を標的としないため,免疫逃避機構の克服が期待できる。われわれは,切除不能進行膵癌に対するVEGFR2 由来エピトープペプチド(VEGFR2-169)と塩酸ゲムシタビン(GEM)を併用する第I相臨床試験を行った。VEGFR2-169 は0.5 mg,1.0mg,2.0 mg/body とdose escalation し,GEM は1,000 mg/m2 を投与した。各コホート6 名とした。全例でdose limitingtoxicity は出現せず安全に施行できた。VEGFR2-169 特異的CTL は18 例中11 例(61%)で誘導可能であった。本プロトコールは安全に施行でき,高率に特異的CTL が誘導できた。免疫学的観点からは2.0 mg/body が推奨投与量と考えられた。生存期間の延長も示唆されたことから,2009 年1 月より多施設共同,ランダム化,プラセボ対照,二重盲検第II/III相治験(PEGASUS-PC Study)を開始している。
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/content/article/0385-0684/38120/1903