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TLR-9 Agonist を併用した新規食道癌ペプチドワクチン療法
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JPY
Abstract
癌免疫療法をより強力な治療法として確立するためには,癌患者生体内における免疫抑制を克服する強力なワクチンアジュバントを選択することが重要である。われわれは,TLR-9 agonist であるCpG-ODN の癌ペプチドワクチン療法におけるアジュバントとしての有用性についてin vitro による基礎的検討を行い,さらに進行・再発食道癌患者を対象に癌精巣抗原由来のペプチドワクチン療法にCpG-B を併用した第I相臨床試験を施行した。基礎的検討結果によりCpG の多様な免疫修飾作用が明らかとなり,ペプチドワクチンのアジュバントとしての有用性が期待された。さらに第I相臨床試験においても,基礎的検討と同様,CpG による抗腫瘍免疫誘導における増強効果が示唆された。新規食道癌ペプチドワクチンにTLR-9 agonistであるCpG-ODN を併用するわれわれの治療戦略は,有望な治療法と考えられた。
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/content/article/0385-0684/38120/1942