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大腸癌ダグラス窩転移に対して精嚢前立腺尿道合併切除した症例
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JPY
Abstract
症例は71 歳,男性。S 状結腸癌にて根治手術し,StageIIIであったが,腹腔内洗浄細胞診陽性であった。補助化学療法を行ったが,術後1 年でダグラス窩再発が認められた。化学放射線照射療法後PR となり,他臓器への転移も認めなかったため根治切除可能と判断し,低位前方切除術+精嚢前立腺尿道の合併切除を行った。術後尿道直腸瘻を来したが,経肛門的に修復した。自然肛門と自然尿路で良好なQOL の下,再発なく経過していた。補助療法は行わずにフォローしていたが,再発手術から4 年後に右肺S9 に単発性の転移が発見され切除した。その1 年後,左肺S6 に単発性の転移が出現しこれも切除した。現在も外来にてフォローしている。局所再発は認めていない。以上のように化学放射線照射療法後に周辺臓器の合併切除を行い,QOL を保ちながら局所制御することができた症例を経験したので報告する。
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/content/article/0385-0684/38120/1975