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JPY
Abstract
直腸の消化管間葉系腫瘍(GIST)は比較的まれである。当教室にて手術を行った直腸の巨大GIST 3 例について,臨床成績を検討した。術前にイマチニブを投与したが,Stevens-Johnson 症候群を来し,スニチニブ投与を施行した症例1 例,術前にイマチニブを投与した症例1 例,前治療なしが1 例であった。術前治療の奏効した症例は認めなかった。全例に腹会陰式直腸切断術を施行した。腫瘍径の長径の平均値は11.7 cm と巨大で,免疫組織学的にCD34,KIT 陽性であった。術後観察期間は短く,現在再発症例は確認されていない。直腸のGIST 患者に対して,術前イマチニブ投与が有用であったとする報告が散見され,手術の困難さも考慮すると一つの有効な方法であると考えられているが,効果なき場合,漫然と長期投与することを避け,早急な外科的切除術をすべきであると考えられた。
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/content/article/0385-0684/38120/1984