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巨大リンパ節転移が発見の契機となった非触知乳癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は58 歳,女性。6 か月前に右腋窩腫瘤を自覚し当科を受診。右腋窩に直径4 cm の腫瘤性病変を触知した。乳房内には腫瘤を触知しなかった。超音波検査にて右腋窩に巨大なリンパ節腫大を認め,右乳房C 領域に直径2.2 cm の腫瘍を認めた。マンモグラフィ検査では多形性の石灰化が区域性に認められ,category V と診断された。腋窩リンパ節の細胞診ではClassV,原発巣は浸潤性乳管癌,ER(+),PgR(+),HER2 score 0 の診断であった。全身検索の結果,腋窩リンパ節以外の他臓器に転移性病変を認めなかったため,右乳癌(T2N2M0=Stage III A)の診断でCEF(60 mg/tri-weekly)×4 回+weeklypaclitaxel(80 mg/weekly)×12回による術前化学療法を行った。化学療法後の造影MRIによる評価では,腋窩リンパ節,乳房腫瘤ともに消失しており,cCR の診断であった。化学療法終了時より3 週間後に胸筋温存乳房切除術+腋窩リンパ節郭清術を施行した。病理組織検査で乳房内に癌の残存はなく,腋窩リンパ節にも転移はみられなかった。
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/content/article/0385-0684/38120/2014