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放射線療法とPaclitaxel 化学療法にて長期CR が得られた胃癌直腸膀胱窩再発の1 例
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JPY
Abstract
症例は75 歳,男性。胃体上部胃癌(Stage II)に対して幽門側切除術後2 年間再発なく経過していたが,2006 年9 月CT 上直腸膀胱窩に5 cm 大の腫瘍が認められ,腹膜転移再発が疑われた。CT ガイド下生検を施行し,病理組織学的に胃癌の転移が確認されたため,S-1 による化学療法を行ったが奏効しなかった。直腸狭窄回避のため局所制御を目的に2007 年12 月,直腸膀胱窩腫瘍に対して放射線56 Gy 照射を行った。その後2008 年3 月よりpaclitaxel(PTX)の化学療法を施行した結果,7 月にはCT 上直腸膀胱窩腫瘍は完全奏効(complete response: CR)を示し,現在約3 年間CR が維持されている。一般に胃癌術後再発に対しては化学療法が中心となるが,CR が得られる症例は極めてまれである。胃癌の直腸膀胱窩再発腫瘍に放射線療法が著効し,PTX の化学療法により局所制御のみならず,長期CR が得られた症例を経験したので報告する。
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/content/article/0385-0684/38120/2100