No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
胃結腸瘻を伴う胃癌の切除例は少なく,予後に記載のあるもののほとんどが肝転移や腹膜播種のために1 年以内に死亡している。長期生存を得た2 切除例を経験したので報告する。症例1: 45 歳,男性。内視鏡検査にて胃体中部大弯に粘膜下腫瘍様の隆起性病変を認め,生検にて粘液腺癌であった。術中所見にて壁外発育型胃癌による胃横行結腸瘻と診断した。術後化学療法が奏効し,術後56 か月後に癌死に至るまで社会復帰を果たした。症例2: 69 歳,男性。内視鏡検査にて3 型の腫瘍を認め,最深部で腸粘膜が観察された。胃全摘術および膵体尾部,脾,横行結腸合併切除を施行した。術後20 か月後に癌死に至った。胃結腸瘻に対する合併切除の意義については意見が分かれるところだが,同症例のように長期生存が得られるケースもあり,手術時期を逸さないことが肝要である。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/38120/2125