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化学放射線療法により良好なQOL が維持し得た胃癌多発骨転移の1 例
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JPY
Abstract
症例は75歳,男性。2009年6 月にStage IV(CY+)胃癌に対して幽門側胃切除術を施行した。10月初旬から右上肢の痛み,しびれが出現した。CT 検査にて多発骨転移と診断され,頸椎MRI 検査ではC7 病巣は脊柱管内へ伸展し,硬膜嚢への圧排所見を認めた。全身化学療法をS-1/CDDP 療法に変更し,C7 病巣に対しては放射線療法30 Gy を併施した。2 コース終了時には筆記が可能なまでに神経症状の改善が認められた。その他の転移病巣は進行拡大が認められたため,抗癌剤レジメンを変更し継続加療を続けた。2010 年6 月ごろから,左下肢・臀部痛による歩行困難が出現した。腰椎MRI 検査ではL1 からL3 転移病巣は増大し,脊髄への圧排所見を認めた。放射線療法30 Gy を施行したところ,座位可能なまでに症状の改善が認められた。今回,骨転移巣に対する放射線療法がQOL の改善に有効であった胃癌骨転移の1 例を経験した。
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/content/article/0385-0684/38120/2149