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JPY
Abstract
症例: 59 歳,女性。主訴: 頸部腫大。現病歴: 約30 年前より頸部腫大を自覚していたが放置していた。また,甲状腺機能低下症を認めていたが,内科的治療にて経過良好であった。しかし,徐々に増大傾向を認めたため手術目的に紹介となった。経過: 頸部超音波検査所見では,甲状腺全体が腫大していた。頸部CT でも同様に甲状腺の腫大を認め,気管を圧迫している所見であった。手術は,頸部襟状切除にて甲状腺準全摘術を施行した。病理組織学的検査所見では,nodular hyperplasia withchronic thyroiditis であった。重量は240 g で大きさは約10×10×3.8 cm であった。術後一時的な甲状腺機能低下症を認めたが,現在は経過良好である。まとめ: 甲状腺機能が安定しており,検査所見において悪性の可能性が低い場合には甲状腺疾患は経過観察されることが多いが,徐々に増大して随伴症状も伴い,美容的にも注目されることがあるので,慎重に観察し局所切除することも重要である。
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/content/article/0385-0684/38120/2186