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両側肺に同時に存在した3 病変(転移性肺腫瘍,原発性肺癌およびテューモレット)を1 期的に切除した1 例
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JPY
Abstract
症例は70 歳台,男性。8 年前に右腎明細胞癌にて右腎摘出術を施行,外来にて経過観察していた。経過中の胸部X 線にて左肺結節影を指摘され,胸部CT にて左肺S1+2 に15×12 mm の結節を認めた。また同時に右肺S3 に15×7 mm の結節が新たに指摘された。これらいずれの病変もPET-CT でFDG の集積が認められた。腎癌からの両側転移性肺腫瘍の術前診断にて治療を両側肺区域切除術の方針とした。まず左肺S2 区域切除術を施行,迅速病理診断にて腎明細胞癌の肺転移と診断された。続いて右肺S3 区域切除を施行,同時に右肺中葉に小結節が認められ,同部を部分切除術とした。永久標本による診断では左肺S2 腫瘍は腎癌の転移であったが,右肺S3 腫瘍は原発性肺癌であった。また右肺中葉の病変はテューモレットであった。組織学的に異なる3 種類の肺病変を同時に認めることはまれであることから報告した。
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/content/article/0385-0684/38120/2197