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術後15 年目に腹腔内巨大腫瘤で発症した再発小腸GIST の1例
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JPY
Abstract
症例は60 歳台,男性。15 年前に腹腔内出血で緊急手術を受けた。小腸部分切除を施行し,術後病理検査で小腸平滑筋肉腫と診断された。再発なく経過していたが,下腹部腫瘤を主訴に当院を受診。CT にて15 cm 大の骨盤内腫瘤を指摘された。充実性部分と嚢胞性部分の混在した腫瘤でPET-CT などでGIST と診断された。腫瘍を切除したところ,小腸などの消化管との連続性はなかった。病理検査はc-kit 強陽性,CD34 陰性,S100 陰性で,GIST と診断された。15 年前の標本を再確認するとc-kit 陽性の部分があり,GIST と考えられたが,再発とは断定できなかった。遺伝子検索を行ったところ,二つの標本にc-kit 遺伝子の同一変異を認め,15 年前の腫瘍は小腸GIST であり,今回はその再発(孤立性の播種)と診断した。c-kit遺伝子変異の検索が,再発診断,予後予測などに有用であった。
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/content/article/0385-0684/38120/2208