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mFOLFOX6 療法により消失した大腸癌肝転移病巣の再増大に対する検討
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JPY
Abstract
化学療法により画像上消失した大腸癌肝転移病巣の再増大に関する検討は少ない。当科における大腸癌肝転移症例のなかで,肝転移病巣がmFOLFOX6 療法により画像上消失した症例を検討した。対象症例は6 症例で,対象病巣としては55 病巣であった。消失後に外科的に切除されたのは6 病巣で,そのうち3 病巣(50%)に腫瘍の残存を認めた。切除された6 病巣を除く49 病巣の検討では9 病巣(18.4%)に再増大を認め,再増大までの期間は23.5(4.2~41.4) か月,累積再増大率は1年,2 年,3 年でそれぞれ10.5%,10.5%,27.5%であった。また,消失後に施行されたmFOLFOX6 またはFOLFIRI 投与回数は再増大9病巣で10.0(6~16) 回,非再増大40 病巣で9.5(0~23) 回であり,有意な関連は認めなかった。少数例の検討ではあるが,画像上消失した肝転移病巣における癌の遺残は比較的少ないものであった。今後さらに多くの症例の集積とともに,消失後の化学療法の継続についても検討が必要と考える。
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/content/article/0385-0684/38120/2214