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直腸癌の肝・肺転移に対し集学的治療にて長期生存を得た1 例
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JPY
Abstract
初診が十年前の2001 年で,直腸癌の診断にて直腸低位前方切除術を施行された。以後,異時性に転移性肝癌と転移性肺癌が出現し,それぞれ手術を施行した。さらに,その後転移性肺癌が再発,約7 年にわたり放射線治療や全身化学療法による化学療法を施行した。2011 年現在の段階では転移性肺癌は縮小しており,化学療法などは施行していない状態である。本症例では,まだ全身化学療法について,現在のように色々と選択できない時代に限られた部分の局所再発として再発してきたため,主に前半は局所療法として外科的手術や放射線治療を中心に行った。後半は全身化学療法が発達してきたため,化学療法によるコントロールを行っている。大腸癌における治療方針は,ガイドライン上でも,化学療法が発達した現在でも,局所療法が可能なものに関しては外科的手術などを推奨している。切除した後にすぐに他の部位に再発する症例もあるため,決して一概に切除などの局所療法がよいとは思えないが,本症例のように,局所療法や全身化学療法を組み合わせた結果,長期生存が得られることができたため,文献的考察を加え報告する。
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/content/article/0385-0684/38120/2310