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腸閉塞を伴う直腸癌術後に縫合不全を起こし吻合部再発を来した2 例
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JPY
Abstract
症例1: 50 歳,女性。2009 年1 月に腸閉塞を伴う直腸癌(Stage III b)の診断の下,減圧治療の後,直腸低位前方切除術を行った。術後縫合不全を起こした。7 月に吻合部に局所再発を来し,会陰腹式直腸切断術を施行した。症例2: 51 歳,男性。2010 年2 月に直腸癌(Stage III b)のため,直腸低位前方切除術を行った。術後縫合不全を来し,回腸瘻造設。経過観察の上,回腸瘻埋没術を行った。12 月に遅発性の縫合不全による腹膜炎を起こし,手術を行った。直腸吻合部を確認したところ,局所再発,転移性肺癌を認めた。まとめ: 2 例とも術前処置がよい状態ではなかったため縫合不全を来し,同部位の治癒遅延から癌細胞のimplantation の高リスク条件となったと考えられる。腸閉塞を伴う直腸癌に対しては,今回の症例のようなリスクを念頭において治療方針を選択するべきであると考えられた。
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/content/article/0385-0684/38120/2316