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EMR 後局所再発に対し手術後3 か月で肝転移を来したAFP 産生胃癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は60 歳台,男性。検診で胃の異常を指摘され,当院消化器科を紹介受診した。上部消化管内視鏡検査で胃穹窿部前壁に20 mm の0-I 型腫瘍を認め,生検で腺癌でありendoscopic mucosal resection(EMR) を施行した。病理組織診断ではpap,m,ly0,v0,HMX,VM0 であった。EMR 施行時に断端部をAPC 焼灼しており経過観察とされたが,1 か月後の上部消化管内視鏡検査で20 mm の局所再発を認め当科紹介となった。EMR 時の結果がm 癌であることから胃局所切除を施行した。病理組織診断でtub1,sm2,ly1,v1,HM0,VM0 であり,胃全摘D1+No.8a,9,11p を追加施行した。病理組織診断では癌の遺残を認めず,最終病理組織診断はU,ant,Type 0-I,50×30 mm,tub1,pT1b(sm2),ly1,v1,pN0 (0/38),pPM0,pDM0,cH0,cP0,CYX,cM0,pStage IA であった。術後経過良好で外来で経過観察とされたが,3 か月後にCTで肝S8,S6 に再発を認めた。原発巣の免疫染色ではAFP 陽性であった。化学療法を施行したが,奏効せず原病死した。内視鏡治療の治療方針については個々の症例につき慎重に判断する必要がある。
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