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高度進行胃癌に対するDocetaxel+Cisplatin+S-1 併用療法の治療成績
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JPY
Abstract
高度進行胃癌に対する化学療法として,docetaxel+cisplatin+S-1(DCS)の3 剤併用療法が注目されている。当院でこれまでに6 名の患者にDCS 療法を施行した。6 例中4 例に膵浸潤,3 例に腹部大動脈周囲リンパ節転移,2 例に肝転移を伴っており,臨床病期はIIIC またはIV であった。レジメンはdocetaxel 40 mg/m2 day 1,cisplatin 60 mg/m2 day 1,S-1 80mg/m2 day 1~14 の4 週1 サイクルで,2~4 コース投与した。効果判定ではPR 5 例,SD が1 例であり,奏効率83%,病勢コントロール率は100%であった。有害事象は,grade 3 以上の好中球減少を3 例(50%),発熱性好中球減少症を1 例(17%),grade 3 の下痢を1 例(17%)に認めた。6 例中4 例で化学療法後に手術を行い,全例R0 切除が可能であり,重篤な合併症は認めなかった。組織学的効果判定ではGrade 2 が2 例,Grade 1b が1 例,Grade 1a が1 例であった。DCS 療法は腫瘍縮小効果に優れ,高度進行胃癌に対する術前補助化学療法としても有望なレジメンの一つと考えられる。
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