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JPY
Abstract
肺癌の小腸転移は広範な全身転移の一徴候であることが多く,予後不良である。今回,肺癌小腸転移切除術後3 年間無再発生存例を経験したので報告する。症例は68 歳,男性。主訴は貧血。2004 年1 月右肺癌に対して前医で右肺上葉切除術が行われた。2006 年11 月前医腹部造影CT 検査にて小腸腫瘍を指摘され,当院で切除術を行った。Treitz 靱帯から50 cm の空腸に8 cm 大の腫瘍があり,空腸部分切除を行った。肺癌の組織と類似した低分化型腺癌で,免疫染色では同じ性状を示したことから肺癌の小腸転移と診断した。本人の希望で術後化学療法は行わなかったが,約1 年半後に小腸間膜の腫瘍を指摘され手術を行った。Treitz 靱帯から10 cm の空腸間膜内に6 cm 大の腫瘍があり,核出術を施行した。肺原発巣と小腸腫瘍に一致した組織像で転移と考えられた。術後当院呼吸器内科にてgemcitabine+CDDP の化学療法を計4 コース行い,最終手術後3年経過して無再発生存中である。
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/content/article/0385-0684/38120/2372