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IFN/5-FU 併用療法(FAIT)とTACE が著効したVp4 肝細胞癌の1 例
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JPY
Abstract
門脈内腫瘍栓(Vp4)を伴う肝細胞癌(HCC)に対しインターフェロン併用5-FU 肝動注療法(FAIT)を施行し,腫瘍栓の縮小が得られたことにより肝動脈化学塞栓療法(TACE)を付加することで肝内病巣を制御し,長期生存が得られた1例を経験したので報告する。症例は70 歳,女性。肝S8 に5 cm 大の主腫瘍と両葉多発肝内転移(IM3)を認め,門脈右枝の完全閉塞と左枝に進展する門脈内腫瘍栓(Vp4)を伴う高度進行HCC の診断の下,FAIT を開始した。FAIT 3 コース終了後にVp の縮小が得られ肝内への血流の再開を認めたため,TACE を施行した。その後,FAIT,TACE を継続し,初診時より約4 年経過した現在も病勢をコントロールできている。FAIT によりVp が縮小し,TACE などの追加治療ができた症例では,長期生存が得られる可能性があると考えられる。
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/content/article/0385-0684/38120/2484