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胃GIST 肝転移に対し術前化学療法後に根治的肝切除を施行した1 例
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JPY
Abstract
イマチニブを用いた術前化学療法により,安全に根治切除が可能となった胃GIST 肝転移の1 例を経験したので報告する。症例は60 歳台,女性。2003 年胃腫瘍出血に対して,緊急開腹の上,胃部分切除術が施行された。術後組織学的に胃GISTと診断され経過観察されていたが,2009 年腹部CT で肝S8 に約70 mm のSOL を指摘され,精査加療目的に当院入院となった。CT では右および中肝静脈を圧排浸潤する腫瘍を認め,胃GIST の肝転移が疑われた。根治切除には拡大右葉切除を要したことから,腫瘍縮小による中肝静脈温存を企図し,イマチニブによる術前化学療法を開始した。治療開始12 か月で腫瘍は約50 mm に縮小したが,内部に染影効果を有するPD 病変を認めたため,この時点で肝切除に踏み切った。術中所見で中肝静脈は温存でき,定型的肝右葉切除術にて根治切除が可能であった。
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/content/article/0385-0684/38120/2508