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転移性脊椎腫瘍を契機に肺癌と診断され緩和的放射線治療を行った3 症例
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JPY
Abstract
転移性脊椎腫瘍は骨腫瘍のなかで最多であり,疼痛・病的骨折・麻痺を惹起し,患者のactivity of daily living(ADL)に大きくかかわる。今回,転移性脊椎腫瘍を契機に肺癌と診断され,緩和的放射線治療を行った3 症例を経験した。全3 症例に薬物療法と放射線療法を施行しnumerical rating scale(NRS)上の疼痛改善は認められたが,performance status(PS)・ADLの改善は認めず,原病進行や合併症のためPS・ADLは悪化した。骨転移を契機に癌と診断される症例では,すでにPS不良例が多くADLの改善につながる治療が困難である。骨転移の治療は疼痛管理とビスホスホネート・放射線・ストロンチウム・骨セメント・手術・装具療法,また今後に期待される分子標的薬(デノスマブ)など多岐にわたる。骨転移を来しやすい担癌患者では,各専門科と密接な連携をとって集学的な治療を行うことで,早期の骨転移発見とADLやPS の改善に結び付く治療が可能になると考えた。
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/content/article/0385-0684/38121/64