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治療初期からの病診連携と外来および病棟緩和ケアチーム,訪問看護ステーションとの連携にて在宅で看取ることができた直腸癌患者の1 例
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JPY
Abstract
癌に対する化学療法の進歩で生命予後が延長するようになった一方で,終末期医療の観点からは,緩和ケアチーム介入の時期や療養場所の選択についての判断が難しくなった。そこで,院内緩和ケアチームの早期導入と静岡市がん診療地域連携協議会(S-NET)による地域連携体制にて,スムースに在宅移行して在宅で看取った症例を報告する。患者は50 歳代,女性。直腸癌の診断で根治手術施行し,S-NET 登録して退院した。3 か月後,再発を確認して外来化学療法を開始した。その11 か月後,外来緩和ケアチームが介入した。その6 か月後,胸水貯留にて入院して病棟緩和ケアチームが介入した。地域連携体制を整えて在宅ケアへ移行した。退院後も継続して当院の外来フォローを行った。約2 か月後,自宅で永眠された。外来化学療法中からの緩和ケアチーム介入,2 人主治医体制と訪問看護による安心感が在宅ケアに有効であったと思われた。
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