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在宅ケアを続ける上で支障となりやすいせん妄について―精神腫瘍医の立場から(第二報)―
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JPY
Abstract
2012年,施行から5 年が経過し,改訂について準備されているがん対策基本法とがん対策推進基本計画(図1)の精神に基づいてすべてのがん患者,第二の患者である家族に対して治療の初期段階からの対応が求められている。わが国では年間100万人の死亡数のうち,がん死は1/3,将来的にこの比率はもっと上昇することが予想されている。療養場所としての皆が希望する終末期には,在宅でという希望は実際10%も満たしておらず,種々問題となっている。それらを改善するために,多職種によるチーム医療の大切さは指摘されている。当院でも緩和ケアチーム,がん相談支援センターを2009 年に位置付け,相談を継続中である。相談内容は多岐にわたり2010 年の当学会でも報告したが,精神症状としてせん妄を呈した場合,せっかく在宅医療を行いながら中断せざるを得ないことが度々認められている。当初の方針の変更がなされないよう,せん妄症状に遭遇した際の対応について検討した。
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