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テレビ電話によるコミュニケーションが認知症高齢者の認知機能と介護負担軽減に与える効果
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JPY
Abstract
われわれはテレビ電話(Skype)を用いた定期的な交信が,在宅生活を送っている認知症患者とその家族介護者に与える影響について検証を行った。介入群8 家庭に週1 回30 分の交信を12 週間継続し,患者には認知機能やADL,家族にはうつや睡眠時間などの評価を介入直前と12 週後に行った。また対照群8 家庭との比較を行った。結果は介入群家族で睡眠時間の改善が有意にみられた。また介入群の患者はHDS-R で改善傾向がみられた。アンケートでは介入群の患者は交信を楽しみにしており,介護者からも情報収集に役立つなどの声が聞かれ,テレビ電話によるコミュニケーションが患者の意欲を増し,認知機能の改善と家族へのよい影響に有用であることが明らかになった。また,2 年間に3 回の介入を行った被験者では介入時には認知機能や介護負担が改善するが,介入後数か月で数値が減少するという現象がみられたことから,継続した介入の必要性が示唆された。
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/content/article/0385-0684/38121/94