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がん化学療法・分子標的治療薬と間質性肺炎―診断と治療―
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JPY
Abstract
がん治療薬の種類は年々増加しており,特に分子標的治療薬が増加してきている。分子標的治療薬の副作用は様々であるが,薬剤性間質性肺炎はどの分子標的治療薬でも起こり得る事象であり,各薬剤の薬剤性間質性肺炎の頻度および予後について情報を得ておくことは重要である。最近は,新薬の場合には市販後に全例調査が実施される薬剤も多く,これらの調査を通じて薬剤性間質性肺炎の発現状況が正確に把握できるようになりつつある。薬剤性間質性肺炎の診断は,特異的な診断方法はないため決して容易ではない。あくまで診断の基本は鑑別診断である。薬剤性間質性肺炎は,感染症,がん病変の悪化,心不全など様々な疾患との鑑別が必要であるが,特にがん治療薬を投与されている患者では易感染性であることから,呼吸器感染症との鑑別は十分に検討しておく必要がある。また,治療については原因薬剤の中止および必要に応じたステロイド投与が原則である。しかしながら,mTOR 阻害薬の場合のように,例外的な対応も要求されているので,適正なマネージメントには注意を要する。
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/content/article/0385-0684/38130/2531