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進行/転移前立腺癌―Monotherapy/CABの賛否両論―
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JPY
Abstract
進行/転移前立腺癌に対して,外科的除睾術/LH-RH 製剤でのmonotherapy,または抗アンドロゲン剤を併用したCAB 療法によってアンドロゲンの作用を遮断する内分泌療法が標準的な治療法である。monotherapy と比較して,抗アンドロゲン剤を併用したCAB療法が長期予後を改善するのかについては20 年近く論争になり,これまでに欧米を中心に多くの無作為化比較試験が行われてきた。結果はCAB療法の有用性はありとなし,両方がみられた。そのためCAB療法が推奨され,広く浸透するまでには至らなかった。しかし2000年にProstate Cancer Trialists Collaborative Group(PCTCG)によって行われたメタアナリシスによって,非ステロイド性抗アンドロゲン剤(ニルタミド,フルタミド)を用いたCABの生存率での有用性が示された。さらに本邦でも近年J-Capの第III相試験において,CAB療法のmonotherapyに対する有用性が示唆され,CABが進行/転移前立腺癌に対する標準的な治療として位置付けられつつある。しかし,効果,副作用,医療経済的側面を含む様々な問題からmonotherapyに対するCAB療法の有用性に関して,いまだ統一した見解が得られているわけではない。そこで本稿では,これまでのCAB療法と去勢単独療法の比較試験を再検討し,今後の可能性について概説する。
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/content/article/0385-0684/38130/2553