No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
手術は,依然として多くのがん腫で,治療の重要なオプションの一つである。外科手術は,過去の拡大手術の時代を経て,現在では患者の生活の質いわゆるquality of lifeが重視され,根治性を損なわずに低侵襲化していくことが求められている。この流れは,鏡視下手術の普及によりいっそう加速している。しかし,鏡視下手術は高度な技量が必要であり,これにより開腹術の時代以上に外科医の技量の格差の問題が生じてきている。手術支援ロボットはこの問題を肉眼に匹敵する3D 映像と外科医の手以上に可動性があるマニュピレーション機能により解決している。さらに,この手術支援ロボットは低侵襲を実現するだけでなく,3D フルハイビションによる高画質と精緻な手技を可能にするmotion scale 機能やfiltering機能により開腹術以上のmicrosurgery を実現している。本稿では現在のがん治療におけるロボット手術の中心であるこのMaster-slave型手術支援ロボットに焦点を当て,その構成,低侵襲手術におけるその必要性,がん治療における現状,今後の方向性を解説する。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/39010/1