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JPY
Abstract
子宮頸がんの検診には細胞診従来法という手法があり,その有効性が証明されている。わが国の地域住民検診でも従来法による検診が施行されているが,他がんの検診同様,受診率の低迷が改善すべき課題である。これらの向上をめざすとともに,子宮頸がん検診では検体の適正・不適正の割合や浸潤がんだけでなく子宮頸部上皮内腫瘍(cervical intraepithelial neoplasia: CIN)と呼ばれる前がん状態の発見や罹患などについても把握して,精度管理や検診事業評価がより的確に行えるように検診体制を整備することが求められる。また,子宮頸がん検診では新規手法として,細胞診液状検体法およびHPV検査の導入が検討されている。諸外国からの報告で従来法と比較して液状検体法では,感度,特異度ともほぼ同等とされ,HPV検査は感度において優れ,特異度において下回るとされ,両者ともその導入を検討するに値すると考えられている。そこでわが国でも体制を整備した地域住民検診の場において新規手法を従来法と比較し,その有効性についての検討結果を順次公表していくことが今後あるべき展望である。
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/content/article/0385-0684/39010/23