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JPY
Abstract
PSA 検診の前立腺がん死低下効果に関しては,European Randomized Study of Screening for Prostate Cancer(ERSPC),その後のスウェーデン・イエテボリ研究,米国のProstate,Lung,Colorectal,and Ovarian(PLCO)CancerScreening Trial の追加解析によって,有効性が証明された。14 年間の長期経過観察を行ったイエテボリ研究では,世界の前立腺がん検診研究で最も重要なエビデンスの一つであるが,中央値14 年間の観察により,intention-to-screen 解析で検診群はコントロール群に比べ44%の死亡率低下効果が証明された。PSA 検診の利益である死亡率低下効果やQOL を低下させる転移がんへの進展リスク低下効果は極めて重要である。検診受診により,一部の受診者は過剰診断・過剰治療の不利益を被るリスクはあるが,今後,最適な検診システムの構築や低侵襲治療の均てん化,PSA 監視療法の標準化によって,リスクは少なくなるであろう。「前立腺がん検診の利益と不利益を広く住民に啓発した上で,希望者に対して最適な前立腺がん検診システムを提供する」との日本泌尿器科学会の基本方針にそって,検診の普及に努めることが重要である。
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/content/article/0385-0684/39010/33