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市立堺病院での塩化ストロンチウムSr-89(メタストロン注)の治療経験
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JPY
Abstract
多発骨転移患者に対して塩化ストロンチウムSr-89(メタストロン注)を2008 年10 月〜2010 年9 月までに17 名,22件に対して適用した。そのうち13 名の初回治療効果について検討した。疾患別分布は,肺癌5 名(6 件),乳癌4名,甲状腺癌2 名(5 件),肝癌1 名,前立腺癌1 名であった。同時期あるいは前後1 か月以内での化学療法併用は5 名に,放射線外照射との併用は3 名に,ビスフォスフォネート剤との併用は9 名に実施されていた。投与1 か月後を評価時点として,疼痛緩和効果は得られている。緩徐に効く。フレアに伴う鎮痛剤の投与管理が鎮痛効果の判断を困難にさせている。骨髄機能について,投与前に適正使用マニュアルの基準値を下回らないことを確認し,投与後も経過をみたが,顕著な骨髄抑制には至っていない。化学療法非併用者8 名ではCTCAE grade 2 の数値を下回らず,既往の化学療法併用の5 名でもgrade 3 の基準値を下回った患者は現実にはいなかった。適応はより早期の使用とすべき,外部照射や化学療法とも間隔を空けずに使用可能との見解があり,いくつかの実施施設で適応基準を見直そうとする動きがある。著者らもこれに同調してよいと考えている。
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/content/article/0385-0684/39010/63