No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
尿路感染症(urinary tract infection: UTI)は最も高頻度にみられる細菌感染症である。一方,本邦において癌はcommon disease であると同時に最も死亡率が高い疾患であり,各種尿路閉塞に伴うドレナージならびに手術や全身管理の目的で尿路留置カテーテルを利用する頻度が高い。尿路留置カテーテルは複雑性UTIにおける難治性基礎疾患(異物)となり,細菌の定着colonization とバイオフィルムの形成の場となる。尿路留置カテーテルに関連したUTI であるcatheter-associatedurinary tract infection(CAUTI)は最近特に注目されつつある病態概念であり,最近CDC がガイドラインを改訂した他,わが国でも「泌尿器科領域における感染制御ガイドライン」が発刊され,その取り扱いについての指針を示している。CAUTI の発生によって癌治療に影響がでることも少なくないため,ガイドラインの指針に則って尿路留置カテーテル管理やCAUTIの予防,治療を行うことが重要である。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/39020/169