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JPY
Abstract
がん化学療法には,臨床的効果が同等ということで持続点滴静注から内服へ置き換えたレジメンも導入されている。利点として,持続点滴静注より患者の身体的,時間的および精神的負担などの軽減があげられる。しかし,内服抗がん剤の遵守が悪い場合,有効な治療法があっても期待される効果が得られなくなる。そこで,外来患者の内服抗がん剤の服用率調査を服薬手帳を用いて行った。服薬手帳導入時,抗がん剤の説明を行った患者のうち14 名から結果が得られた。各レジメンでの平均治療期間は8.9±6.2 コース,服薬手帳の平均記載期間は4.6±2.4 コース,平均服用率94.7±6.9%であり,文献で報告されている数値より高かった。治療期間の長期化に伴う服用率の低下はみられなかった。内服抗がん剤開始前の患者への直接的指導などが,高い服用率を維持している理由の一つと考えられ,内服抗がん剤治療を行っていく上で重要であると考えられた。
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/content/article/0385-0684/39030/485