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進行・再発乳癌に対するアロマターゼ阻害剤耐性後の二次ホルモン療法としての高用量トレミフェン治療の検討
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JPY
Abstract
背景: ホルモン感受性を示す閉経後の進行・再発乳癌では,一次ホルモン療法としてアロマターゼ阻害剤(AI)が選択される場合が多いが,一次ホルモン療法耐性後の二次ホルモン療法以降の薬剤選択については,一定の見解が得られていない。対象と方法:当院において,ホルモン感受性を示す閉経後の進行・再発乳癌で,一次ホルモン療法としてAIを使用するも耐性となり,高用量トレミフェン(HD-TOR: 120 mg/日)を投与された5 例を対象とし,抗腫瘍効果および安全性を評価した。結果: 対象症例は全例ホルモン受容体陽性で,HER2 強陽性は1 例のみであり,一次ホルモン療法は全例アナストロゾール(ANA)を使用していた。抗腫瘍効果は全5 例中,部分奏効(PR)3 例,長期安定(L-SD)1 例,進行(PD)1 例で,全奏効率(RR)60.0%(3/5 例),臨床的有用率(CB)80.0%(4/5 例)であった。無増悪期間(TTP)中央値14.2 か月,全生存期間(OS)中央値は33.8か月であった。有害事象はgrade 1 の口内乾燥を1 例のみに認めた。結語:ホルモン感受性を有する閉経後の進行・再発乳癌においては,一次ホルモン療法のAIが耐性になった場合,HD-TOR療法が二次ホルモン療法としての有用性が高いことが示された。
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/content/article/0385-0684/39050/753