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JPY
Abstract
上皮成長因子受容体(epidermal growth factor receptor: EGFR)チロシンキナーゼ阻害剤(tyrosine kinase inhibitor:TKI)がわが国で非小細胞肺がん患者に臨床応用されてから10 年が経過している。2004 年にEGFR遺伝子変異が発見され,この遺伝子変異を有する非小細胞肺がんに対しEGFR-TKIs は驚くことに70〜80%もの奏効率を認めることも明らかとなった。しかしながら,わが国で行われた臨床試験では,治療後約10 か月で約半数の症例は耐性を獲得して再発する。また遺伝子変異を認めながら効果のもたらされない自然耐性を示す患者も存在する。本稿では,これまでに集積されたEGFRTKI治療における自然耐性(一次耐性),獲得耐性(二次耐性)に関する知見に焦点を絞り,これらの分子機構と現在鋭意進められている耐性克服への試みについて紹介する。
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/content/article/0385-0684/39060/857