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多発骨転移疼痛に対し塩化ストロンチウム-89(Sr-89)が有効であった甲状腺髄様癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は70 歳,男性。甲状腺髄様癌stageⅣ(多発骨転移)に対し甲状腺全摘およびリンパ節郭清を施行。多発骨転移による疼痛があり,外照射およびオピオイドの投与を行うも疼痛緩和を得られなかった。そこで,限局した強い痛みに対しては放射線外照射を,多部位の疼痛に対しては塩化ストロンチウム-89(Sr-89)を使い分けて併用することで長期間の疼痛緩和効果が得られた。患者のQOL を改善し得る全身的な疼痛緩和に有用であったと考えられる。約1 年間の経過で計4 回のSr-89投与を行ったが,副作用として骨髄抑制は生じなかった。甲状腺癌は骨転移が多く,また長い経過をたどることから,Sr-89は疼痛緩和の有効な手段であり得ると考える。
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/content/article/0385-0684/39060/951