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肝細胞癌門脈腫瘍浸潤にソラフェニブが有効であった1 例
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JPY
Abstract
症例は73 歳,男性。2004年6 月に肝S8 の肝細胞癌(HCC)に対し経皮的ラジオ波焼灼術(P-RFA)を施行,以後多部位再発を繰り返し肝動脈化学塞栓療法(TACE)を計5 回行った。2010 年1 月に肝左葉のHCC から門脈臍部に進展する腫瘍栓を認め,シスプラチン(CDDP)を用いた肝動注療法を1 月,6 月と2 回行った。肝左葉の主病変は縮小し腫瘍マーカーも低下したものの,門脈腫瘍栓は本幹〜右枝にまで進展したため,7 月よりソラフェニブ内服を開始した。ソラフェニブ投与開始2 か月後の腹部CT では,主病変は著明に縮小し腫瘍栓は左枝内に後退していた。腫瘍栓の消失には至っていないものの,ソラフェニブ内服開始より9 か月経過した現在もその縮小効果は持続している。ソラフェニブ投与が門脈腫瘍栓に対し有効であった1 例を経験したので報告する。
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/content/article/0385-0684/39060/963